PROFILE

プロフィール

2001年より、大学受験予備校で国語の指導に携わってきました。
現在は教壇に立つかたわら、YouTubeや出版、大学での講義などを通して、
文学を面白く、身近に感じてもらうための活動を行っています。

難しいと思われがちな文学を、もっと身近に。
本を読むことの面白さを、さまざまな形で伝えていきたいと考えています。

01

経歴

2001年4月
同志社大学入学
高等進学塾への出講を開始
2005年3月
同志社大学卒業
2006年4月
医進予備校MEDiCの開校に伴い出講
2013年4月
大手予備校への出講を開始(2017年まで)
2023年1月
YouTubeチャンネル「大人の国語便覧」を開設
2026年9月
KADOKAWAより『大人の国語便覧』を刊行
上野亜依

本のある風景

02

「わかる」から「面白い」へ

2001年に大学受験の古文を教え始めてから20年以上、ずっと教壇に立ち続けてきました。

長く教えてきた中で、何よりうれしいのは、生徒から「古文が楽しいと思えるようになった」と言ってもらえることです。

私自身も、高校生の頃から古文が得意だったわけではありません。けれど、勉強すれば少しずつ読めるようになり、やがて古文そのものを好きになりました。

だからこそ授業で大切にしているのは、知識を伝えることだけではありません。

「わからなかったものが、わかるようになった」
「難しいと思っていたものが、面白くなった」

そんな変化を、自分自身で感じてもらうことです。

これは受験生に対してだけではなく、現在、大人に文学を伝えるうえでも変わらず大切にしています。

03

大人に、もう一度文学を

大人に向けて文学を発信するようになったきっかけは、もともと受験生に向けて発信していたYouTubeチャンネル「国語が大事ドットコム」でした。

このチャンネルで授業の補足として受験生のために公開していた動画を、思いがけず多くの大人の方が見てくださり、コメントもたくさん寄せられるようになったのです。

「学生の頃に、こんな授業を受けたかった」
「昔は古文が嫌いだったのに、今になって興味が出てきた」

大人になってから、もう一度文学を学びたいと思っている人が、こんなにもたくさんいる――。

そんなことに気づき、2023年、YouTubeチャンネル「大人の国語便覧」を開設しました。

受験の授業では、問題に対する「正解」を示さなければなりません。でも、大人と文学を読むときは違います。

「私はこう思うけれど、皆さんはどう思いますか」

そんなふうに、一つの作品について自由に考えられること。それが、大人になって文学を読む面白さの一つだと思っています。

本のある風景

本を読む時間

04

文学を、もっと身近に

古典文学も近代文学も、難しいもの、少し近寄りがたいものと思われがちです。

でも、作品の中にいるのは、私たちとそれほど違わない人間。誰かを好きになったり、嫉妬したり、調子に乗ったり、失敗したり。読んでいるうちに、「これ、自分や周りの人と一緒だな」と思うところが必ずあります。

何百年も前に書かれた古典であっても、人の気持ちは驚くほど身近です。私は、そんなところから文学の面白さを伝えていきたいと思っています。

文学作品には唯一の「正しい読み方」があるわけではありません。

文章そのものに惹かれる人もいれば、本を開いた瞬間、知らなかった時代や世界に入り込むことに魅力を感じる人もいる。自分なりの入口から文学を楽しめばいいのです。

そして難しいと思っていた文学を「面白い」と感じられたとき、自分を少し好きになれる。

文学を学ぶことには、そんな喜びがあるのではないかと思っています。

05

これから

本を開くことで、それまで知らなかった時代や世界に出会うことができる。難しいと思っていた作品が、あるとき面白く感じられるようになる。そんな文学の楽しさを、これからもさまざまな形で伝えていきたいと思っています。

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紫陽花